愛媛大学大学院 連合農学研究科

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概要

教育研究体制とその基本方針

教育研究体制:3専攻→3連合講座・1連携講座→8分野

生物資源生産学専攻

四国は複雑な地勢を利用して,施設・露地の園芸・蔬菜並びに花卉・柑橘などの果樹生産,内海・沿岸域の増養殖漁業,林業,畜産など多岐にわたる農林水畜産業を展開してきた。こうした動植物生産とその経営について,基礎的研究と応用技術の発展を目的とした教育と研究を行う。

生物資源生産科学連合講座
生物資源生産科学連合講座は,専攻の教育目標を達成させるため,次の4分野を基軸に,教育研究を展開する。
  • 植物生産学分野 作物,果樹,蔬菜,花卉,林木の量的・質的生産向上,遺伝質の改良,生産・管理技術の合理化等の諸問題を,高度な視点で捉えた教育研究を行う。
  • 施設生産学分野 温室などの施設による生産性の向上,施設自体の工学的検討,さらに施設環境下における生物挙動,環境特性等の基本的課題を教育研究する。
  • 動物生産学分野 畜産及び水産動物の飼育・繁殖・飼料・病理及び環境を生物・化学・物理学的見地から究明し,生産を高めるための教育研究を行う。
  • 生物資源経済学分野 農林水産に関する計測計画方法、生産要素資源の管理運営、生産物の流通などの経営的分野と農林水産政策、国内及び国際市場関係など社会経済的分野の高度な開発能力と応用能力を備えた専門家の養成に重点を置く。
海洋深層水科学連携講座
海洋深層水の化学的・物理学的,生物・微生物学的諸特性を解明し,海洋深層水の生物生産,水産,食品分野等への有効利用に必要な基礎研究と応用技術について研究と教育を行う。

生物資源利用学専攻

農業生産物の加工・貯蔵あるいはその有効利用は国民経済にとって大きな部門になりつつあり,また農業生産物に対する多様な社会の要請に応える方途でもある。新しい生物化学工学的技術の展開にとっても基礎的な教育研究の必要性は大きい。これら基礎となる手法の研究とそれらを活用した応用研究を行う。

生物資源利用科学連合講座
生物資源利用科学連合講座は,専攻の教育目標を達成させるため,次の2分野を基軸に,教育研究を展開する。
  • 食糧科学分野 食糧の生産から最終的に食物として摂取されるまでの全過程における食品を一貫してとらえた食品に関する化学,物理学,栄養学,衛生学,農産物利用学,水産物利用学,微生物利用学などのほか,生体組織構成物の構造と機能など応用生物化学的教育研究を行う。
  • 資源科学分野 生物資源について,化学,物理学,生理学,生化学的に考究し,生物資源の高度利用のための理論と応用,並びに生物資源の生産を支える化学・生化学的分野などを含む多様な研究教育を行い, いわゆるバイオテクノロジーにつながる分野についても研究教育を行う。

生物環境保全学専攻

人口増加と資源消費が空前のレベルに達し,地球の有限性及び人間の生存と活動の限界が共通の認識となり,生物資源生産及び人間生存の基盤としての環境の保全とその合理的利用が農学に課された新しく大きな課題となっている。そこで工学的及び生態学的方法を軸とした教育と研究を行う。

生物環境保全科学連合講座
生物環境保全科学連合講座は,専攻の教育目標を達成させるため,次の2分野を基軸に,教育研究を展開する。
  • 土地管理学分野 森林から農耕地,海岸にわたる諸地形で,これらの基盤整備,改良,水利用の合理化等と,関連施設の整備開発等を物理・工学的手法を用い教育研究を行う。
  • 生産環境学分野 陸地土壌から海洋に至る広い生態系の構造と機能,その人間活動による変動,環境の保全と管理について基礎的及び応用的教育と研究を行う。